山手グリーン歯科医院

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歯周病とはどのような病気なのか?

歯科衛生士

歯周病といえば、腫れや出血などの異常が現れる歯ぐきの病気とお思いの方は多いかもしれませんが、実は、顎の骨にまで影響を及ぼす恐ろしい病気です。はじめは小さかった歯ぐきの炎症によって、骨代謝のバランスが崩れてしまうのです。

特に、歯周病は「サイレント・ディシーズ(静かなる病気)」と呼ばれる、自覚症状が現れにくい病気のため、気づいた時には手遅れになっているケースも少なくありません。そのため、まだ発症していないという方も、歯周病の具体的な症状や進行度について、正しい知識を身につけておくことが大切です。

歯周病の原因

歯周病は、歯面に付着した歯垢(プラーク)の中に棲みついた細菌によって引き起こされる感染症の一種です。細菌が放出するLPSという毒素によって、歯肉・歯根膜・歯槽骨などの歯周組織で炎症が起こるほか、歯槽骨の破壊が進みます。

歯周病には、10種類以上の細菌が関係していることが知られていますが、特に、その中でも「レッド・コンプレックス」と呼ばれる次の3つの種類の細菌が、歯周病の重症化に大きな影響を与えていると考えられています。

  • P.g.菌(Porphyromonas gingivalis)
  • T.d.菌(Treponema denticola)
  • T.f.菌(Tannerella forsythensis)

一度、歯周病で歯周組織を失ってしまったら、もとの状態に戻すことはできません。そのため、歯周病治療では「なってしまってから治療する」のではなく、「ならないように予防する」ことが大変重要になります。

歯周病の症状

歯周病はある日突然悪化するのではなく、段階を経て徐々に進行していきます。自覚症状が現れにくいとはいえ、段階的に特徴的な症状があることから、それらを見逃さないためにも、日頃からご自分の歯肉のチェックをして、重症化する前に専門の治療を受けることが大切です。

健康な歯茎の状態

1.健康な歯茎の状態

歯肉溝と呼ばれる歯と歯肉の間の溝の深さが3ミリ以内の場合、歯肉が健康な状態だと診断されます。

歯肉の色はきれいなピンク色で、表面にステップリング(ミカンの皮の表面にあるような小さなくぼみ)がみられるのが特徴です。さらに、歯と歯の間の歯間乳頭という歯肉が、はっきりとした三角形をしています。また、歯槽骨がしっかりとしているため、歯を指で押してもぐらつくことがありません。

歯肉炎(軽度の歯周病)

2.歯肉炎(軽度の歯周病)

歯周病の初期の段階が、歯肉で炎症がみられる「歯肉炎」です。

歯周病菌によって歯肉で炎症が起こることで、きれいなピンク色だった歯肉が徐々に赤みを帯びてきて、腫れや出血が見られこともあります。歯肉炎の段階では、炎症が歯肉のみにとどまっている状態のため、歯医者でしっかりと歯垢や歯石を除去することによって完治することもあります。

歯周炎(中度の歯周病)

3.歯周炎(中度の歯周病)

歯肉の腫れが進んで、歯周ポケットが4ミリ以上になると「歯周炎」と診断されます。

歯周ポケットが深くなることで歯磨きが難しくなるため、深い部分に汚れがたまることで、歯肉の炎症が歯根膜や歯槽骨に広がっていきます。それに伴い、歯槽骨の吸収とともに歯肉が後退するため、歯が長くなったように見えるようになり、さらに歯根部分が露出する場合もあります。

歯周炎(重度の歯周病)

4.歯周炎(重度の歯周病)

歯周組織の破壊によって歯周ポケットが6ミリ以上になると、かなり重症の歯周病です。

歯周骨の破壊が半分以上進むと、歯を支えきれないためグラグラの状態になります。また、炎症部分からは膿が出てくるため、口臭がひどくなります。このままでは歯の保存が難しいと判断された場合は、抜歯することもあるため、ひどくなる前に治療を行うことが重要なのです。

歯周病の
セルフチェック

歯周病は自覚症状が現れた時には、かなり進行している可能性があります。そのため、日頃からセルフチェックを行って、歯肉炎や歯周炎の症状を見逃さないことが大切です。
特に、悪くなった時にしか歯医者に行かないという方は、以下の項目をチェックしてみてください。

歯周病チェックリスト
  • 歯茎が赤みを帯びている
  • 歯磨きの際に歯茎から出血する
  • 生活が不規則でストレスが多い
  • 歯茎が腫れている・ブヨブヨしている
  • 歯が長くなったような気がする
  • 冷たいものや熱いものが歯にしみる
  • 歯の隙間が広がった様な気がする
  • 朝起きると口に中がねばねばしている
  • 歯茎から膿が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯がぐらぐらしてよく噛めない
  • 歯が自然に抜け落ちた

当てはまる項目が3つ以下の方

歯肉炎を発症している可能性があるため、歯科医院の検診を受けることをおすすめします。

当てはまる項目が6つ以下の方

歯周炎を発症している可能性があります。重症化を防ぐために、早めに治療を受けましょう。

ほとんどの項目に当てはまる方

歯周病におかされた歯

重度の歯周病の可能性が高い状態です。すぐに歯科医院を受診し、適切な治療を受ける必要があります。
症状が軽ければ、歯石除去や歯磨き指導で症状は改善されますが、重症化している場合は、外科的治療や最悪の場合は抜歯が必要になる可能性があります。
歯周病の治療についての詳細は、「こだわりの歯周病治療」をお読みください。

こだわりの歯周病治療について
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お知らせ

  • 2017.11.20 【年末年始の診療について】
    2017年の診療は12月28日(木)午前までとさせていただきます。
    明け2018年は1月5日(金)から診療開始いたします。
  • 2017.11.20 患者様の声を更新いたしました。
  • 2017.11.17 歯科コラム睡眠時無呼吸症候群とは?を更新いたしました。
  • 2017.11.15 【秋休み休診のお知らせ】
    11月27日(月)~29日(水)は秋休み休診とさせていただきます。
  • 2017.09.29 ホームページを公開しました。